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目から鱗!「塩」の効能。読んだら人生変わるかも!?


以前ちょこっとだけ触れた「塩の効能」について書きたいと思う。

パタゴニアで暮らす中、あまりに続く雨降りでたくさんの本を読んだ。
その中の1冊が塩についての本だった。

それが「日本人には塩が足りない(村上謙顕 著)」だ。


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「塩の取り過ぎは体に良くない」、「減塩」

とよく耳にするように、塩は体に良い食品というイメージはなかった
ので、この本を読んでとても驚いた。塩は体に良いというばかりか、塩は人の健康に欠かせないとても重要な食品だというのだ。

どんどん読み進め、あっという間に読み終えてしまうほどびっくりするような内容。まさに「目から鱗!」だった。

実際に塩によって弱体質を改善させ、伝統製法による塩会社を設立させた著者によって書かれたもの。

その内容をポイントをしぼって紹介したいと思う。
………………………………………………………………………………………………………………

◎「食塩」はホンモノの塩ではない

一般的に販売されているいわゆる「食塩」は実は本物の塩ではない。

製品ラベルに「食塩」と書かれているもの、そして「精製塩」と書かれているものは「塩化ナトリウム」という成分が99%以上含まれるものであり、これらがお店に並ぶ主要製品である。

一方、古くから日本人が作ってきた本来の「塩」は、塩化ナトリウムの他にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの様々なミネラル成分が含まれるものだった。

昔の人たちは(といっても数十年前までだけれど)文字通り「手塩にかけ」じっくり海水を凝縮し、海と同じミネラルバランスを塩という形に仕上げ、体内に取り込んでいた。

しかし1971年にこの伝統製法(塩田)が廃止され、「イオン交換膜法」という化学工業的な生産方法に切り替わった。この新製法では主に「塩化ナトリウム」を抽出することが目的だったため、他の成分は排除されてしまうことになったそうだ。

その後再び制度が変わり、伝統製法を復活させる塩会社が誕生したが、いまだに当時からの製法は変わらず「塩化ナトリウム=塩」だという迷信が根付いているというわけなのだ。

そして「本来の塩」は、海水のもつミネラルバランスをそのまま凝縮させた、様々なミネラル成分を含むものだということ。


◎なぜ塩が重要か?

「塩=海の成分そのもの」

そして、

「人間の体=海が含まれる」

すなわち

「人間=塩が必要」

ということなのだ。実にシンプルで筋が通っている。

塩は海水を凝縮して作ることはさきに述べたけれど、では「人間の体=海が含まれる」というのはどういうことかというと、

①血液の塩分濃度は海水のそれとほぼ同じであるということ。

②生き物をつくる元素と海水が含む元素が極似しているということ。

③赤ちゃんが280日を過ごす羊水のミネラルバランスが海水と似ているということ。


生き物はみな海から進化したといわれているけれど、それは過去のことではなく、今もわたしたちの体には海が存在している。(これってすごい奇跡!)

わたしたちの体が海の同じミネラルで構成されているのなら、それらのミネラルなしで健康に生きていけるはずはない。


◎「塩の取り過ぎは、血圧を上げる」のうそ。

高血圧は、脳梗塞、動脈硬化、脳出血などの大病を引き起こす。

「だから減塩しましょう」と言われている。しかしこれは大きな間違い。

たしかに「食塩(塩化ナトリウム)」が血圧を上げるのは事実だ。それは塩化ナトリウムを大量摂取することで、血液のミネラルバランスが崩れ血行が悪くなり、体の隅々まで血液を届けようとすることで血圧が上がるから。

一方「塩(本物の)」は、血行を良くし、新陳代謝を良くし、様々な体の働きを良くする。血圧をあげるどころか、血液をさらさらにしてしまう。

大事なのは「ミネラルバランス」だということ。

減塩なんてしてはだめ、それどころかわたしたちには塩が不足しており、それにより様々な病気、体の不調が起こっているという。


◎塩不足による「驚きの不調」とは?

さあ、以下に当てはまる人がいたら「塩不足」の可能性があります。いくつも当てはまる人はきっと「塩不足」でしょう。

*低血圧
*冷え性
*頭痛、肩こり
*だるい、やる気がおきない、無気力
*めまい、貧血
*朝起きるのがつらい
*生理痛、子宮内膜症
*アトピー、皮膚が弱い
*骨を折りやすい
*抜け毛
*性欲減退、インポテンツ
*すぐキレる、うつ病、ひきこもり
*低体温(35℃代)
*風邪をひきやすい
*ストレスに弱い

ちなみにわたしは7つも当てはまりました。(今は2つ)
日本にいた頃、よく「だるい、頭がぼーっとする、朝起きられない」といった症状に悩まされていたけれど、高熱があるわけでもないし、きっと自分の気持ちが弱いんだと思っていた。でももしかしたら塩が不足していたのかもしれない、今思うとそんな気がします。

当てはまる人は、ぜひ以下を読んでください。

◎なぜ、これらの症状が?

塩にはこんな効果がある!
(つまり、塩が不足するとこれらと逆の症状がでるということ)

*体を温める:漢方で塩は代表的な陽性(体を温める)食品。

*新陳代謝をあげる:新陳代謝をあげ、血液の循環を良くする。

*免疫力アップ:体温があがり、新陳代謝があがると、免疫力もあがる。また血液以外の様々なシステムが機能的に働くことによっても免疫力が向上する。

*殺菌効果:漬け物や保存食などで塩が欠かせないように、塩には強い殺菌力がある。アトピーや虫刺されなどの皮膚病にも効果がある。

*自律神経が働く:ミネラルバランスが乱れると自律神経が乱れ、無気力やうつ病、感情のコントロールができなくなるなどの心の病を引き起こす)


塩は「体」と「心」の健康に欠かせない必須食品だったんだと、塩の摂取をひかえていたわたしの目からまさに鱗が飛び出しそうになった。


旅をする中で「食」への関心がより高まり、「なんとなく体に良さそうな塩」を選んで使うようになっていたけれど、それでも取りすぎないように気をつけていた。

しかし実は「ちょっと取り過ぎかな…」というくらいの量が実はわたしたち日本人には必要だということがわかった。塩がこれほどまでに体と関わりがあるということは信じがたい話かもしれないけれど、上述した症状があり一向に改善しない…という人は思い切って試してみてほしい。

というかその前に、一度本書を読んでみてほしい!

ちなみに日本にいた頃がウソのように、わたしはすこぶる快調です。

以上、紹介したのはほんの一部。本書には、研究者の声や保険医療の見地からの説明もあり、より詳しく塩の重要性について書かれています。しかもとても読みやすいです。

塩の他にも取った方が良い食品、避けた方が良い食品、シャンプーや洗顔、美容などについても紹介されていて「健康」について総体的に書かれています。


この本を読んで、そして以前より健康になって、同じような症状で悩んでいる人にも試してもらいたい!そう思いここで紹介させてもらいました。

ちょっとでもアンテナがピン!ってなった方、ぜひ読んでみてください。
図書館、本屋さん、e-bookでも購入できます。

次回は再びパタゴニアライフの様子をお届けます♪


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塩分とりすぎは身体に悪いと広めた目的は

私も以前、塩は身体にいい。というのを読みました。医者も塩分控えめに と言ってるし、今では常識になってます。
恐ろしいのは、あたりまえと思い込んでることが、だれかの意図で思い込まされている。ということですね。

Re: 塩分とりすぎは身体に悪いと広めた目的は

ひろしさん、本当にその通りですね。
「あたり前」と思っていることが間違っていたときに「あれ?」と感じる感覚。
それが今の世の中には大切なんだと思います。
世界一周、しています。
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Chiharu です。

"世界の海を全身で感じたい。"

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そんな想いから、世界を巡る旅に出ようと決めました。

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